再度の検証-オープニングマッチ 勝村周一朗vs森泰樹
皆さんに先ずはご報告があります。
垣原さんからの強い要望により、垣原賢人・冨宅飛駈 第二次UWF同期回想ミニミニトークが、オープニングマッチの前に開催となりました。
試合開始時刻は午後6時半で変わりはないのですが、進行が当初の予定より変更となってしまいました。
垣原さんならではの、試合をする選手の人達への、敬意を払った心くばりなのです。実直この上ない垣原さんの人柄がなんとも心に染みました。
さて、今日の本題のオープニングマッチについて、今日は特に『 勝村周一朗 』選手に刮目してみました。
『STRONG STYLE HISTORY 』への参戦にあたり、最初にお電話した時に〜ノーギャラでも良いので!〜と言う予期せね言葉から入っていったので、とても私自身が清々しくお話出来た事を、はっきりと思い出してしまいます。
何度か書きましたが、勝村選手の大推薦が『 多重ロマンチック』のブロガーの『 漁師 JJ 』さんから何度もあり、たまたま大阪の大正アゼリアでの『 金本浩二 』選手との『 VKF 選手権試合 』の観戦へと繋がり、その試合っぷりに私が入れ込んでしまった訳なのです。
『STRONG STYLE HISTORY 』の記念すべき開幕試合に、第一次UWF戦士の『 森泰樹 』選手の抜擢は既に決まってたのですが、対戦相手に苦慮してる時でしたので、急遽のオファーを掛ける事となったのです。
勝村選手からは、なんの躊躇もなく快諾を得、オープニングマッチが成立する事となるのです。
それにしても、私自身が勝村選手を深くは知らないので、Facebookにも上手く勝村選手の凄さを伝えられず苦慮しておりましたが、ご本人からとても詳しい経歴を頂戴致しましたので、今日はご披露したいと記事にしております。
以下が、勝村周一朗選手の経歴となります。
《 中学生のときにプロレスに夢中になりました。(余談ですが、父が倍賞鉄夫さんの飲み仲間でよく新日に招待してもらってました。)
高校に入り近所にあったレスリングの名門・木口道場に入門。
高校卒業し修斗の門を叩く。(ちょうど佐山さんが修斗を離れる直前で直接の絡みはありませんでした。)
1998年プロ修斗でデビュー。
その後、ZSTを主戦場にしK-1ダイナマイトやHERO'Sにも参戦。
児童養護施設で働きながらリングに上がっていたので「リアルタイガーマスク」と呼ばれる。
2008年横浜に自身のジム、リバーサルジム横浜グランドスラムを設立。
2009年修斗のリングに再び上がり、2010年3月当時無敗の上田将勝を破り第6代修斗世界フェザー級チャンピオンとなる。
現在総合のリングからは遠ざかってはいるが、指導者として数々のチャンピオンやUFCファイターを輩出。
現在は「戦うフリーター」所英男や元UFCファイター小見川道大、パンクラス三階級制覇の砂辺光久のセコンドも務めている。
そのため日々のトレーニングは彼らとしていて格闘家としてのコンディションも変わらないまま。
プロレスデビューは2014年8月の梅沢菊次郎戦。同年11月に高岩竜一を三角絞めで破る。
その後はシアタープロレス花鳥風月所属となり、高山善廣、鈴木秀樹、葛西純、リッキー・フジ、金本浩二などともシングルマッチで戦う。
プロレスのトレーニングは花鳥風月の他、FREEDOMSの合同練習に参加するほか、覆面MANIAでミステル・カカオ氏からルチャの手ほどきを受けている。
また2003年に勤務していた児童養護施設内に「勝村道場」を設立し、施設や近所の子どもにレスリングを教え始める。その活動は場所を移し現在も続いている。》
ご覧戴いた通り、半端な選手ではないのです。
その半端な選手ではない勝村周一朗選手を、7年半ぶりにトーニングを開始し、その闘争本能に火が点いた森泰樹さんは、以前にもお話した通り、山籠りのトーニングを続行中です。
山中の滝の流れる空き地で、黙々と以前の自身が主宰された『 ライルーツ コナン 』のお弟子さんを帯同して、藤原喜明さんに師事した事の誇りを保って、スタミナの強化、身体のパワーアップに励んでいます。
森さんのお弟子さんから送られて来た写真を観て、森さんに〜山中の、しかも滝の流れる瀬をバックにトーニングなんて、まるでヒクソン・グレイシーのようですね!〜と言ったら、、、
『 上井さん!僕は昔からココで練習してたんですよ!私にはこの場所にエネルギーを感じるんです。昔から鍛錬の場所はココと決めているんですよ!』
『 浪花の異端児』私が思わず唸ってしまうくらいの自信溢れた語り口でした。
53歳にして、再度のリングに立つ男に、勝村周一朗選手の、容赦ない攻撃が炸裂するのか?はたまた森選手の、仙人殺法が冴え渡るのか?
オープニングマッチは、興味津々なのであります。
この試合は、絶対に見逃したくないです。
皆さん!ご期待下さい。
上井 文彦